電動車椅子「WILL」の試乗会

こんにちは!PTヨナシロです。梅雨入りして蒸し暑い日が続いておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

日々、リハ業務をしている中で車椅子の選定やシーティング等、なかなか悩むことが多いと思います。特に電動車椅子は一般の病院で働いていた自分にとっては関わることが少なく知識もあまりありませんでした。地域で働くようになり、電動車椅子を使用している利用者様と関わる機会が増えて電動車椅子のあり方について色々と考えるようになりました。

 

 

先日、電動自転車や電動車椅子を取り扱っているセリオさんにご協力いただき、介護保険でもレンタルが可能な電動車椅子を試乗したのでご紹介します。

まず、見た目がスタイリッシュですよね。やっぱり見た目って大事だと思います。食事だって同じ食材を使っていても盛り付けや彩りを工夫するだけで何倍もおいしく見えますよね。車椅子もそうだと思います。「THE・車椅子」っていう感じだと人の目を気にしてしまう人も少なくありません。それだったら「カッコいいじゃん」って自分で思えて、周囲のひとにも「なにあれカッコいい」と思ってもらえるものがいいですね。他の職員にもデザインは好評でした。

 

 

乗り心地は最新式になって後部にサスペンションが搭載されて多少の段差ではショックが和らげられていました。前輪が大きいので5㎝の段差が乗り越えられるそうです。小回りも特殊な前輪によりその場で360°回転できます。外出先で小回りが効くのは大事なポイントですね。その他にもアームサポート・フットサポートが跳ね上げられたりと必要な機能は備えてありました。分解して車にも積めるそうです。

セリオさんの説明の中で、「よくある話として電動車椅子は手動車椅子が漕げなくなった人が使うものとイメージしやすいですが、実際は認知機能の衰えがない、軽度者・中度者が自立・外出支援のために利用しているケースが多い」という話を特にされていました。確かに電動車椅子は全く歩けない人が使用するというイメージをもつ方は多いのかなとは感じています。

条件はありますが、軽度者への例外給付も可能なので、歩ける方でも遠出が難しいひとの活動や参加を広げていく、ひとつの手段として積極的に検討してもいいと思います。

 

今回、試乗させていただき改めてメーカーさんもすごく考えて作られているのだなと実感しました。これから先も新しいものがどんどん出てくると思います。リハビリ職としても色々な情報をできるだけかき集めていかないといけないですね。

 

 

いつかは車椅子も空を飛ぶのかな?()